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フィンドホーン日記(その4)


●2002年2月16日(その2)

さて前回のつづき。

自己紹介の前にクライブとロージーがフィンドホーンのクルーニーで生活する
ための約束ごとを説明してくれた。

あいかわずのユーモアたっぷりの身振り手振りで。

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基本的にクルーニーの施設の中ではタバコを吸うことはできません。

スモーカーの方はタバコは外で吸うか、あるいはクルーニー内にスモーキング
バーがあるのでそこで吸うことができます。

ただし残念ながらいまのところドラッグバーはありません(笑)

不法なドラッグはやらないようにしてください。
スコットランドの法律なんですね。

あと周りには素敵なガーデンがありますが、きれいだからといってお花を
つまんで お部屋にもっていったりしないように(笑)

まあでもガーデンはご自由に歩いてください。

みなさんはこの1週間たくさんの国の人たちとクルーニー内で生活するわけ
ですが、コミュニティの中ではグループの合意事項というものがあります。

ここで生活している人たちは基本的にこの合意事項にしたがって生活しています。

ですから 「Experience Week」に参加される方にもそれにしたがってもらう必要
があります。

まず「時間厳守」ということです。

9時に始まるのであれば9時に始まります。

みなさんを待つということはありません。

もし遅れたというのであれば、それは遅れたということです(笑)

とくにバスは時間ぴったりに出発します。みなさんがこなくても出発します。

みなさんが1分遅れて乗り遅れたというのであれば、それは残念でしたねと
いうことになります(笑)

またグループの中で分かち合ったことはここだけに留めておいてください。

この中で分かち合った個人的なことを外で誰かに話したりしないということです。

その人にとって不快なことをしない。基本的に敬意を払うということです。

あとはここはじゃがいもの皮むきの機械のようなものなので、誰かにいらいら
させられたりすることもあると思うんですね。

いらいらさせられたり傷ついたりしたときには、誰か他の人とその人の悪口を
言うのではなくできるだけその人に直接話して対応するか、あるいは自分と
対話するようにしてください。

この人は自分をどういうふうに反映しているのだろうと見てみるのもいいと
思います。そんな感じです。

それとこの「Experience Week」では毎日毎日必ずこのように輪になります。

そして分かち合い(シェアリング)をします。

いまの生活が、そして状況がどんな感じなのか分かちあいたい人は、分かち
合えるスペースをもちます。

で、そうしたときには個人的な体験として話してください。

ですから、「私たちはこうだ」っていうような一般的な話し方ではなくで、
「私はこう思います」「私はこういう体験をしました」というように自分に
責任をもってください。

たとえば「デザートにチョコレートばかりでるんだけど、私たちはチョコが
好きじゃない」 というのではなくて「私はチョコレートが好きじゃない」
というふうに。

全然いい例えじゃないですけどね(笑)

ですから一般化しないこと、理論的な話にしないこと。すべて自分の体験
として話してください。

常に「私は・・・」というふうにフォーカスしてください。

また誰かが分かち合ったことを心から聞いてあげることも大切ですね、
感じてあげたり。

またこのようなグループになったとき、誰かが体験していることはみんなに
とっても何らかの意味があるんですね。

そして自分であることを体験してください。

例えばみなさんが家庭にいたり仕事場にいたりというときには、ある役割を
演じてしまうと思うんですね。

ですからこの「Experience Week」では自分であるということを練習する
ときです。

ぜひそうしてください。そういうふうに皆さんを励ましたいと思います。

自分に対して本当に正直であるということです。

そしてこれはひとつの提案なのですがみなさんはフィンドホーンという磁場に
足を踏み入れたわけです。

ここはひとつの磁場です。

ですからときどきお一人でサンクチュアリーなどに行って時を過ごすのもいい
と思います。 あるいは散歩に行くとか。

自分にときどき中心をもつ時間をもってください。

必ず自分のセンターに自分を感じる、戻す時間をもってあげてください。

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そのあとで一人2、3分づつ簡単な自己紹介をした。

それぞれいろんな思いがあり目的も様々だった。

例えば僕と同じぐらいの女性で、思春期に男性に暴力をうけたことがあって
男性恐怖症になって、外に一歩も出られなくなったり、自殺未遂をくりかえし
たり、髪の毛を抜いてしまったりということを話す人や、いろんな人格がでて
しまって普通の生活ができなくなって離婚して子供とも別れて少し前までかなり
やばい状態にいた人とか。

個人的に話してみるととても普通なんだけれど。

もちろん単純にフィンドホーンってどんなところか体験してみたいということで
来た人もいた。

アロマやフラワーエッセンスを勉強してたり仕事にしてたり、マッサージを勉強
していたり、レイキとかヴォルテクスヒーリングとかヒーラー系に関わる人も
けっこういた。

ちなみに前回書いたJINさんの肩書きは、

「米国催眠療法協会公認セラピスト、ゲシュタルトセラピスト、バイオシン
センスプラクテショナー、ブレスワーカー、ヴォルテクスヒーリング公認
ヒーラー」

だった。なんかすごいですね。

そのあと少しブレークタイムをとってボールルームという広い部屋に移り、
セイクレッドダンス♪♪♪

僕は全然詳しくないんだけど、ネイティブアメリカンの聖なるダンスという
ことで基本的に輪になって踊るというものだった。

ステップ自体は簡単だけどそれなりにすべての動きに意味があるみたい。

ちょっと説明はしてくれたけど、そんなこと考えないで楽しく踊ればいいよ
って感じだった。けっこう激しいのもあって汗だくになった。

たまにあるらしいのだけど、このダンス中にグループ内の一人がなにかを感じた
というか怖れが表面化してきたらしく、体の力が抜けて倒れてしまったとか
いうこともあったりした。

そんなこんなでこの日のプログラムは無事終了。

夕食を食べてシャワーを浴びて、夜はロビーでお茶を飲みながら何人かと
話しながらくつろいで就寝。



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